起業・ビジネスで成功するための「アイデアノート」活用術!

事業戦略・実践ヒント

起業を目指す人であれば、「ビジネスを成功させたい」「順調に会社を大きくしたい」「お金を儲けたい」という野望を 常にお持ちかと思います。

しかし、いざ起業の検討を始めてみると「アイデアがネタ切れ」になったり、実際に起業してからも「売上の伸び悩み」や「仕事が非効率」といった事態に見舞われるなど、なかなか順風満帆にはいかないことが多いのも事実です。

「ビジネス・起業を成功させる」ためには どうしたらよいのか。… そこで、本ページでは「 ” アイデアノート ” を作ってビジネスを成功へと導く方法」をご紹介したいと思います。

アイデアをノートに書いて『可視化』する

ビジネスを具体化して成功へ導くには、「目標、計画、手順などを 実際にノートやメモ帳に書いて『可視化』する」(目に見える形にする) … 個人的には、この作業こそが一番大事だと思っています。

この「目標、計画、手順などをメモするノート」のことを、ココホレ!(当サイト)では「アイデアノート」と呼ぶことにしますね。読んで字のごとく、色んなアイデアを 手書きで 書きまくるノートです。

アイデアノートのメリット

私自身も、十数年前に起業した当時から、この「アイデアノート」を活用して会社を営んできました。アイデアノートのメリットは、以下のとおりです。

  1. ノートに書いたアイデアは消えない(忘れない)
  2. 書いた分だけ、アイデアが蓄積される
  3. 付け足し情報(補足情報)も書き込める
  4. 代替案(代わりのアイデア)も書き込める
  5. 点と点を線で結べる(個々のアイデアを結合)

せっかく「目標」「計画」「手順」などを作っても、何かしらのノートやメモ帳に書かなければ、次から次へと忘れてしまいます。人間は「忘れる生き物」ですから、仕方ないですね。

でも、思いついたことを忘れないうちに「アイデアノート」に書き足していけば、忘れないどころか、アイデアは蓄積されていきます。記憶ミス(勘違い)も防げます。

また「柱となるアイデア」だけでなく、「付け足し情報」や「代替案」なども 紙の余白部分に自由に書き込めますので、より良いものへと磨き上げていくことができます。

新しいページ や 紙の余白 に “手書き” で書いていくわけですから、自由度 & 柔軟性 もバツグンです。アイデアとアイデアを線で結び付けたり、横線で消したり、枠で囲ったり、赤線で囲ったり 等々、何でもできちゃいます。

「ノートに書くなんて古臭い」「後でメモすればいいや!」となりがちなのですが、継続してノートにメモしていくと、その効果を徐々に実感できるかと思います。頭の中に浮かんだネタをどんどん書いて、アウトプットしていきましょう。

「手書きで自由に書き込む」ことこそが “メリットそのもの” ですので、まだ実践されていない方は、是非試してみてください。次項では、「アイデアノートの書き方」を解説します。

アイデアノートの書き方

このアイデアノートの基本的な書き方ですが、次の 6つのポイント を意識して 書いてみることをおすすめします。

  1. 箇条書き(短文)
  2. キーワード(単語でOK)
  3. 数字(具体的な数値)
  4. 期日(期限)を決める
  5. 消しゴムで消さない(二重線で消す etc.)
  6. 見た目のキレイさ、カッコ良さは後回し

箇条書き & キーワード

1.2. の「箇条書き」「キーワード」で書く理由についてですが、「短い言葉(数字)で書いた方が、後で見返したときに とても見やすい」ということです。内容も瞬時に目に飛び込んできます。

加えて、簡潔に書くことにより、ノートにたくさんの ” 空白 ” や ” 隙間 ” ができるので、「言葉を書き足す」ことも可能となります。追記スペース ・・・ 大事ですね!

また、短い言葉の方が気軽に書けますので、三日坊主にもなりにくいかと思われます。綿菓子のように フワッフワな 軽い感じ で書いちゃいましょう!

逆に、長い文章で書くと「書くのに時間がかかる」「要点がどこなのかが分かりにくい」「書くのに疲れるので、長続きしない」などの弊害が生じます。短く、コンパクトに書き記していくといいですね。

… ただ、そうは言っても、つい “文章風” に書いてしまうこともあるかと思います。そのような時は、とりあえず箇条書きにこだわるのをやめて、思いつくままにサラッと文章で書いちゃいましょう。

その後で自分の書いた文章を読み返し、重要語句 や キーワード に 下線赤丸 などの「(しるし)」を付ければ、「箇条書き」と同じ “視覚的効果 (パッと見やすくなる効果)が得られるかと思います。

数字を書く

3. の「数字」とは、「目標を達成するための具体的な数値」のことを指しています。例えば、

  • 毎日100個売る? 200個売る?
  • 原価300円(内訳 … )で、販売価格550円
  • 原価率の上限は50%
  • 毎月の固定費が○○円(家賃、人件費 等)
  • 30席に90人が来店、3回転(飲食店)
  • 市場規模の調査と分析
  • 今週&来週、今月&来月の目標値(売上高、単価、数量)
  • 広告宣伝費が□□円(チラシ、ネット広告)

などです。なるべく明確な数字を書き込んでいくと、ビジネスのイメージが湧きやすくなるので、実現可能性もグッと高まります。

また、「売れそうな個数」や「新分野の市場規模」など、実際に調べてみても よく分からない数値については、”フェルミ推定” を使って、どんどん計算してみるのも面白いですね。計算根拠もノートに一杯書いちゃいましょう。

ちなみに、フェルミ推定とは、「調査困難な数値をいくつかの手掛かりを元に論理的に推論して概算する」ことをいいます。数字を使って フェルミ推定 を繰り返すことにより、「確信に満ちた数値」が生まれてくるかもしれませんね。

期日を決める

4. の「期日を決める」のも大変重要です。期日を決めないと なかなか本気モードに入りづらいため、ご自身を鼓舞する(奮い立たせる)ためにも、タイムリミットを設定しておくと良いですね。

なお、「期日」については、なるべくギリギリの期限ではなく、少し早めの期限を書いておくと、予定が ずれ込んだ時も “予備日” で修正可能となります。

消しゴムで消さない

5. の「消しゴムで消さない」は、「今、不必要だと判断した言葉」が、後々になって「ヒントになる言葉」「役に立つ情報」に変わることもあるため、紙面から抹消しない、という意味です。

訂正程度でしたら、  二重線  などで消去して、”消した文字が判別できるように” しておくといいですね。

見た目の良さは後回し

6. の「見た目のキレイさ、カッコ良さは 後回し」とは、ノートをきれいにまとめることに執着し過ぎない、ということです。少し乱雑に書いても 自分自身で判別できればOK ですよね。

蛍光ペンやカラーペンで「凝り過ぎた色付け」をしたり、参考書や雑誌にに出てきそうな「カッコイイ図解」や「一覧表」を作ったりするのは、書いている最中は意外と楽しかったりします。

でも、お絵かき!? に熱中し過ぎてしまうと、単なる「時間の無駄遣い」となってしまいます。時間を節約するためにも、ササッと書いておけば十分だと思います。

スマホやパソコンへのメモは △?

「 “常に持ち歩く” なら、スマホ、ノートパソコン、タブレットの方がいい」という意見もあるかと思いますが、アイデアノートとして使うのは、向いている場合 と そうでない場合 があります。

便利な機能

パソコンやスマホの文書作成ソフト(アプリ)にも、便利な機能はたくさんあります。例えば、

  1. タブ(目次)などを付けて 分野別に整理し直せる
  2. タッチペン等を使って手書きに近い感覚で書き込むことも可能
  3. 文字の色や太さを変えられる
  4. ウェブ上の画像やデータを貼り付けられる
  5. 文字だけでなく音声録音や映像録画の添付も可能
  6. コピー&ペーストができる
  7. 文字入力が速い人の場合、手書きよりも多くの文字数を入力可能

などです。操作次第では、うまく活用できそうです。

やや不便な面も

一方で、やや不便な面もあります。

  1. キーボードで文字入力する場合、行と列を無視した書き込み、つまりノートの空白部分に書き足すような “追記作業” が ややしづらい。
  2. 最初に書いた言葉を修正するべく、少し改行したりすると、見た目が崩れることがある
  3. その崩れたものを修正するのに、結構な時間がかかってしまう
  4. スクロールしないと見えない箇所が出てくる
  5. 入力作業(や修正作業)にエネルギーを使い果たし、だんだん面倒臭くなってくる

つまり、最初に文字入力する際は、難なく書き込めるのですが、後で追記、改行、修正したりすると、見た目が崩れてしまい、その修正に「時間」と「エネルギー」を要してしまうことがあります。

また、「スクロールすれば見える」とはいっても、「ページをめくれば、過去に書いた箇所をすぐに探せる」という、手書きノートの気軽さ&便利さには かないません。

「手書きアイデアノート」の敷居は低い

このように、パソコンやスマホの文書作成機能(ソフト、アプリ)は、良い面もありますが、やや不自由な面も混在しています。アタマの中の発想&妄想を書きしたためるには、少し まどろっこしいと思えるような部分 があるのも否めません。

しかし、 手書きのアイデアノートの場合は、とにかくノートとボールペン(えんぴつ)さえあれば、今すぐにでも 自由自在に書き込めますので、脳内情報を躊躇なくアウトプットできます。

そして、何といっても、導入の敷居が大変低いという利点があります。操作方法の制限もありません。これらに勝るものはありませんね。

どんな種類のノートでもOK

価格帯、ランクについて

買ってくるノートは、100円ショップや大型スーパーなどで普通に売っている B5 や A4 サイズの安いもので十分だと思います。

1,500円くらいする手帳や日記帳を買っても良いのですが、最初から身構えてしまって、かえって重荷になるといけないので、安いモノでいいかな と思います。

普通のノートなら、1冊 100円 程度で入手できますし、「数冊まとめ買いセット」であれば 1冊あたり 50~70円 程度で購入できるものもあります。安いですね。

罫線の種類も色々あります

ノートのタイプは、方眼ノート(四角いマス目が入っているもの)でも、A掛(7mm掛)、B掛(6mm掛)、ドット入り掛線、無地でも、お好みに合わせて選択すればOKだと思います。

ノートは、皆さんが子供の頃から接しているものですので、馴染みやすいもの、とっつきにくいものなど、様々な思い入れがあると思います。ご自身の “直感” で選んじゃいましょう。

ちなみに、私は昔からA掛のノートを使っていますが、子供達の「学習ノート」の影響で、方眼ノート や ドット入り罫線ノート の魅力に惹かれつつあります。

常に持ち歩いて、何か思いついたら とにかくササッと書き足しちゃいましょう!

“100円” で億単位の利益を生み出せる …

「アイデアノート」の活用次第では、10倍どころか、将来 億単位のお金を生み出すことだって可能です。100円ノートが3億、5億円の価値に化けることも … 。

つまり、それらのアイデアが実を結び、顧客から 高い評価 を受けられるようになれば、いずれ 儲け(お金)は舞い込んできます。まずは、軽い気持ちでスタートすればOKですので、是非「手書きのアイデアノート」を活用してみてくださいね。